本の詳細

著者三浦しをん

出版社中央公論新社

発売日2018年09月10日頃

商品説明文

恋のライバルは草でした（マジ）。洋食屋の見習い・藤丸陽太は、植物学研究者をめざす本村紗英に恋をした。しかし本村は、三度の飯よりシロイヌナズナ（葉っぱ）の研究が好き。見た目が殺し屋のような教授、イモに惚れ込む老教授、サボテンを巨大化させる後輩男子など、愛おしい変わり者たちに支えられ、地道な研究に情熱を燃やす日々…人生のすべてを植物に捧げる本村に、藤丸は恋の光合成を起こせるのか！？道端の草も人間も、必死に生きている。世界の隅っこが輝きだす傑作長篇。

読んだ日2023年6月1日

#タグ

#植物

オススメ度 2.5 / 5.0

ストーリー 4.5 / 5.0

読みやすさ 2.5 / 5.0

斬新さ 5.0 / 5.0

学び 5.0 / 5.0

読了感 5.0 / 5.0

感想

植物という一つの世界に夢中になっている人達の物語。凄く狭い世界観の中での限られた人間関係・恋愛模様・感情が繊細に描かれてます。

植物の知識がないと、正直読みにくいと思います(笑)

なので、
おすすめは2.5
読みやすさも2.5

逆に、植物の知識があると
情景が事細かに思い浮かびます。

大学で仲間たちと研究したり発表したりしたことのある方は、青春に浸れるかもしれません。

愛のない世界に生きる植物やその研究に携わる登場人物達から「愛」とは何かを気付かされる一冊。