本の詳細

著者鳥羽　和久

出版社筑摩書房

発売日2022年10月11日頃

商品説明文

学校や親が重くてしんどい人へ。先生・友達・家族、そして、勉強・恋愛・お金…。いま悩める十代に必要なのは、君自身が紡ぐ哲学だ。

読んだ日2022年11月1日

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オススメ度 5.0 / 5.0

ストーリー 3.0 / 5.0

読みやすさ 4.0 / 5.0

斬新さ 4.5 / 5.0

学び 5.0 / 5.0

読了感 5.0 / 5.0

感想

子どものみならず大人にとってもまた、世間に蔓延る「正しさ」を疑い、自分の人生を生きるためのヒントになる。また自分がそういった「正しさ」をむやみに振りまかないための自省の書でもある。要所要所に心を抉る言葉が書かれていて、読んでいて火傷みたいにヒリヒリする。一方でその言葉の奥にある優しさが感じられて心地よい。目の前のことに集中して複雑な世界を一歩ずつ噛み締めて生きる。「あなたが選びとらなかったもうひとつの人生は、あなたの無意識の中にこれからも力強く存在し、あなたの未来を照らし続けます」という言葉が一番好き。